事の始まりは MacOS 10.10.2 で、Canon のプリンタ
BJF-850 が使えなかったので、Linux 経由で印刷する
事にしたので。
もともとは Raspberry Pi を使っていたけど、
Linux で印刷できるなら、Vagrant でもよくね?
って思った。すんなり出来ると思いきや、
CentOS 7 が意外と強敵。
1. Box の追加(CentOS7.0 x86_64 minimal)
minimal って言うくらいだから、ダウンロードに時間かからないだろう、っていう安直な発想でこの Box に
決定。
$ vagrant box add https://f0fff3908f081cb6461b407be80daf97f07ac418.googledrive.com/host/0BwtuV7VyVTSkUG1PM3pCeDJ4dVE/centos7.box
2. Box の初期化
すでに httpd 用の Box を作っていたので、同じところでinit する。Vagrantfile がすでにあるぞー、ってエラーが出るので
名前を変えておく。
$ mv Vagrantfile Vagrantfile.old
$ vagrant init centos7
3. Vagrantfile の統合
ついでに一つの Vagrantfile を Box 名で切り替えられるようにしておく。IP は 192.168.33.11 とする。
$ vi Vagrantfile
4. CentOS 7 の起動
$ vagrant up centos7
5. ssh でログイン
$ vagrant ssh centos7
6. パッケージマネージャのアップデートと CUPS サーバ、プリンタドライバのインストール
$ sudo yum update
$ sudo yum -y install cups gutenprint
7. cups の設定
$ sudo vi /etc/cups/cupsd.conf
Listen 631
<Location />, <Location /admin>, <Location /admin/config>に
Allow all
$ sudo systemctl enable cups
$ sudo systemctl start cupsこれでブラウザから 192.168.33.11:631 にアクセスすると、
「Forbidden」の一点張り。なんで?
8. firewalld の停止
ここでハマった。ファイアウォールの管理を iptables からfirewalld に変更されていることを知らなかった。
どうせローカルでしか動かないのでファイアウォールを
停止したけど、良い子は本番環境で真似をしないように(笑)
$ sudo systemctl disable firewalld
$ sudo systemctl stop firewalld
9. vagrant ユーザを lp グループ、sys グループに追加
vagrant ユーザにアクセス権がないので、CUPS の管理画面が出ても設定できない。
というわけで、vagrant ユーザを既存のグループに追加する。
$ sudo usermod -a -G lp, sys vagrant
10. ブラウザから CUPS を設定
あとは、画面の指示通りに。BJF-850 は日本での型番なので一覧に名前がない。
BJC-8200 のドライバを使うと印刷できる。
11. Mac のシステム環境設定からプリンタを追加
おしまい。追記:この記事書いている間に、Mac から BJF-850 を
直接使える方法にたどり着いてしまった。
詳しくは以下のリンクからどうぞ。
0 件のコメント:
コメントを投稿