2015年11月24日火曜日

crouton でインストールした ubuntu のコンソールで日本語入力 (Chrome OS, Chromebook)

設定にえらく手間取ったので備忘録として。
誰かの参考になれば幸いです。

準備

uim-fep と uim-mozc をインストールします。

mozc は個人的な趣味なので、「俺はAnthy派だ!」という方は uim-mozc の代わりに uim-anthy をインストールしてください。

コマンドは以下のとおり。
sudo apt-get install -y uim-fep uim-mozc
キモはここから。初期設定では、ターミナル上で uim-fep を起動できても、変換モードに移行しません。

どうやら、Chromeアプリの secure-shell は Shift キーおよび Ctrl キーとタイプライタキーの同時入力を許してくれないようです。

Alt キーだけは見逃してくれるようなので、これを利用します。


まず、ホームディレクトリに「.uim」というファイルを作ります。
touch ~/.uim
.uim ファイルに、「Altキー+スペースキー」で日本語入力をオン・オフする設定を記述します。エディタかリダイレクトを使って次の内容を .uim ファイルに書き込んでください。
(define-key generic-on-key? '("<Shift> " "<Control> " "<Control>\\" "<Alt> "))
(define-key generic-off-key? '("<Shift> " "<Control> " "<Control>\\" "<Alt> "))
何を書いているかというと、『「Shift+スペース」「Ctrl+スペース」「Ctrl+バックスラッシュ」「Alt+スペース」のどれかを押すと日本語変換モードに入り、どれかを押すと直接入力モードに戻る』という意味のことです。

ここでは Chrome OS を使っていることを前提にしているので、有効なキーの組み合わせは「Alt+スペース」のみです。他の組み合わせは X を使っている時に有効になるので、じゃまになる時はその都度修正してみてください。

日本語入力機能をオンにするには、次のコマンドを入力します。
uim-fep
日本語入力機能をオフにするには、直接入力モード中に次のコマンドを入力します。
exit
以上です。